世界観を具現化する仕事

僕たち設計士や建築家と呼ばれる人は、世間ではどんな存在に見られているのだろう。

そして、どんなスタンスで仕事をするべきなのか。


今日は、施主となる方に教えてもらった安曇野絵本館に行ってきました。

久々に、いい建物に出会うことができました。

佇まい方、素材の使い方やシークエンス、空間の配列とつなげ方、外と内との関係、仕上げの程度と手の跡の残し方、どれをとっても一つの世界観を見事に表現していました。

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そして、館長さんにこの建築ができたいきさつをお聞きして、ますます確信できました。

この建物や空間は誰のものでもなく、この館長さんそのものなのです。

建築に出会うことは人と出会うことと同じ面白さがあります。

誰(のもの)だか分からない空間や建築は気持ち悪いものです。

逆に、建築がその場所とそこにいる人とは無関係で強烈なキャラクターであっても違和感を感じます。


世間では、設計者や建築家というものは、自分のデザインを独善的に押し付ける存在だと思われているし、施主の中にはそれを期待する人もいる。

でもほんとは、設計者や建築家は施主になりかわって、その人の世界観や考え方に合った空間を具体的に考える職能の人であるべきだし、そうじゃないと楽しくないなと思う。





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清水泰博

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